環境コストを考えて住む場所を選ぶ

親が賃貸アパートに住んでいて、部屋数が少なくて同居が困難だったり、親との仲が悪くて、同居はちょっと、という家庭もあると思います。

そんな時は賃貸物件に住むことになりますが、何を基準に住む場所を決めるかがとても重要です。

ちょっとおしゃれな街並みだとか、駅に近くて便利だとかで選んでいては、お金はたまりません。

おしゃれな街並み=家賃も物価も高いですし、駅近というだけで、2割程度は家賃が高くなります。

今まで述べてきたように、居住費と食費は飛びぬけて高いので、これを上手に抑える必要があります。

食費はコントロールできますが、居住費は、敷金や引っ越しなどのイニシャルコストが大きく、家賃も固定なので、基本的にコントロールできません。

なので、多くの物件を見て、たくさんの選択肢の中から選ぶ事が重要となります。

私も独身時代から、6回の賃貸入居を経験していますが、いずれも10か所以上内見して、じっくり決めたので、大きな失敗はありませんでした。

少し不便でも、駅から徒歩15分以上だと、家賃はかなり安くなりますし、安いスーパーも増えてきます。

激安スーパーが近くにあると、食費が半端なく節約できます。
具体的な例で、どれくらいの破壊力?があるか、示したいと思います。

例えば私の近くの激安スーパー(トライアル、DIO/ラムー)の場合、

食パン6枚入りは65円、ヨーグルト500gパックで98円、牛乳1パック90円。たまご1パック130円程度なので、目玉焼き1個13円程度。

つまり、これらを朝食とすると、400円足らずで一人1週間分賄えます。

家族3人とすると、400円×3人×4週間、4800円で1か月の朝食が賄えます。

また、うどん1玉、豆腐1パック、もやし1パックはいずれも15円前後で売られています。

これに198円の鍋の素で鍋を作り、卵と鶏肉と豆苗を入れれば、これも500円ほどで家族4人分の鍋の完成です。うどんで締めて、次の日の最後をご飯を入れれば、鍋の素1つで、2,3食分は使えます。

トップバリューブランドの即席ラーメンは5袋入りで250円程度。これに、 もやしと卵と冷凍コーンで、1食80円で即席ラーメンのでき上がり。

ラーメンは、みそ、しょうゆ、塩、とんこつなどが選べます。

ごはん派の方も、米1合は150gなので、5kg袋だと33日 つまり1か月分になります。

5kgの米は1500円くらいでスーパーで売られていますので1食あたり50円。

これに100円さば缶詰めや、3個パックで50円足らずの納豆などを上手に使えば、1か月で2万円弱の食費でも、充分バリエーションのある食事を楽しめます。

図書館に行けば、食費の節約に関する本がタダで借りられますし、1か月1万円食費のyoutubeもたくさんアップされています。

地方都市の場合、家族3人のファミリータイプで、駅近だと家賃 8万円といったところですが、これより2割(1万6千円)安い場所を選ぶことで、1家族1か月分の食費を浮かせることが可能です。

また、通勤などで車がどうしても必要な場合、ガソリンスタンドやレンタカー屋が近くにあれば、1か月1万円のリースを利用すればよいし、週1回、買い物が必要なら、12時間2500円のレンタカーが気軽に利用できます。

1か月1万円のリースだと年間12万円、週に1回、12時間2500円でレンタルすると、年間54週計算で、13.5万円です。

これも、自家用車を所有する場合と比較すると、年間30万円程度は節約できます。

自分の仕事環境に合わせ、住居を選ぶ事が大切さが分かっていただけたでしょうか?

次のページでは、働き方をガラッと変えたら、収入がどう変わるかを考えます。

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