保険の掛け金は半分以下にできる -その2-

その1で、世帯の平均掛け金が月額3万2000円とお伝えしましたが、その掛け金でもしもの時に支給される金額っていくらくらいでしょうか?

病気で亡くなった際に支払われる生命保険加入金額の平均は 、
男性:1,793万円  女性:794万円 
だそうです。

平成28年度の生命保険文化センター調べ

この額を確保できるとして、医療保険や子供の保険など現実的な内容を加えて、どこまで安く出来るか、試算してみます。

保険を安くするには、県民共済、コープ共済、全労済などの共済を使えば良いと、多くのホームページに書かれていますが、細かい検討はそれらのページに任せるとして結論をスパッと。

40〜50代の4人家族で最もバランスの良い組み合わせは、

① 県民共済(全国共済)の総合保障4型(月額4000円)+SBI生命のようなネット型保険に加入する。

② 生命保険掛け金の不足分は、500万円くらいの定期保険(45歳男性で月額1290円)に加入する。

③ 子供の保険は、県民共済のこども型を追加する。

掛け金等は、この下の表参照。
以上。

理由はいろいろありますが、最も大きな理由3つ。

1.共済は、掛け金が年齢に関わらず一定なので40歳以上に有利。

2.補償のバランスが良い。→基本的な補償がしっかりしているので、足りないものだけ補えば良い。

3.割戻金があるので実質7割の支払いで済む。

なお県民共済の総合保障2型という中庸な保険は、病気、死亡時とも保障が今ひとつですが、全てその2倍保障である4型は、病気死亡時以外の保障が1000万円を超えており、充分な保障内容です。

ちなみに入院保障2型は死亡障害時の保障が無いに等しく、他の生命保険で賄うと掛け金が多くなってしまいます。

妻の分は、上記4型とネット型生命保険でも良いですが、女性は40代以降は何かと体調不良が多くなるので、コープ共済のあいプラスも選択肢の1つです。これで4000円+1000円(40歳女性で保障額500万円)で月額5000円

子供は2人とすると、それぞれ子供1型で1000円、活発な男の子なら2型で2000円とします。

県民共済はどれも、病気ケガに関わらず、入院通院とも1日目から適用されます。先端医療や手術一時金も付いているので、これで一通りは賄えます。

次は補充用の生命保険。返戻金はありませんが、10年間掛け金据え置きなので、1度更新して20年、2度目の更新時には子供も巣立っているでしょうから、県民共済だけにしても良いと思います。

共済は掛け捨てですが、85歳まで自動継続可能なので、86歳以上は葬式代の蓄えが有れば良しとします。

以上合計すると、県民共済分が4000+4000+1000+1000円=1万円。割戻金25%として7500円。夫婦の生命保険補充分がそれぞれ1300円+1000円=2300円 合計月額9800円です。

県民共済(総合4型)+ネット生命保険500万円4000×0.75円+1300円
県民共済(総合4型)+あいぷらす 500万円4000 ×0.75円+1000円
子供2人(1000+1000)×0.75円
合計9800円/月

これをミニマムとして、こども型を1000円アップさせたり、生命保険金額を増額させたりアレンジできます。

いかがでしょうか。平均的な保障内容でも、共済を使う事で月額1万円〜1万2千円という、平均の1/3程度の掛け金で済ませる事ができます。

唯一の不安材料は高齢時の医療費ですが、現制度では75歳以上は1割負担なので、頻繁に病院通いする人以外、心配する必要はありません。

逆にヘタをすると払い込む医療保険料の方が多くなって本末転倒ですので、86歳以上はもう不要と割り切ります。 その3

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