あと数か月で、憂鬱な年賀状の季節がやってきます。
なぜ憂鬱かというと、年賀状つくるの面倒くさいから。
メールやSNSがこれだけ発達した今、伝える情報量と作成の手間を考えると、年賀状はすでに “オワコン” です。
でもみんな、なかなかやめられないようで、2019年の年賀状発行枚数24億枚というのがそれを物語っています。
24億枚って、一人当たり24枚も出しているの? と思った人もいると思います。
個人だけでなく会社の名前で出したり、クラブのママが1000枚単位で出したりしているので、実際には一人10数枚といったところでしょう。
この10数枚のために、年賀状を買って、プリンタのインクを買って、裏面の絵を選んで、文章を選んで、住所録を引っ張り出して印刷して、一言手書きを追加する。
正月の1週間くらいで、この24億枚をバイクで各家庭に届けるのを想像すると、なんだか壮大な無駄遣いのような気がします。
バイクでの配達は、雇用を守るのに必要かもしれませんが、 正月から働きたいと思っている郵便局のバイクドライバーさんがたくさんいるとは思えません。
だったらここはITを使って解決しましょう。
つまり、年賀状をPC上で作ってPC上で投函。切手は、ゆうちょpayか何かで支払って終了。
印刷は各地方の郵便局で行って、Uber-eatsのような仕組みで、配達したい人が配達します。
配達した人は、届けた家の前で、タブレットの地図の現在地を押せば終了。
それが不安なら、QRコードを付けて配達し、受け取った人がスマホでピッで終了で良いでしょう。
配達希望者がいないエリアだけを郵便局の人が回って届ければ、正月から働く人も減らせます。
これぞ、働き方改革です。
年賀状も、毎年2.1%づつ減っているそうなので、これくらい楽に作成できれば、減少の歯止めにもなると思います。今はがきに貼る切手は62円なので、
62円×24億枚×0.021=31億円/年。 十分元が取れる投資だと思います。
加えて、配達地の最寄りの郵便局で印刷すれば、ポストに投函された紙の年賀状が、全国の郵便局を行ったり来たりする手間も無くなり、相当なコスト削減のはず。
郵便局さん、真剣に検討されてはいかがでしょうか?