今私が使っているノートPC、6年以上前に買ったもので、最近動作も遅くなってきました。
そろそろ買い替え時かな?と思い、ビックカメラで値段を見てびっくり。当時と同じようなスペックのノートPCが、当時の倍近い値段で売られているではありませんか!
ちなみに、当時のスペックは、Core i5、15.6インチ液晶、メモリ4GB というもの。
6年前はこれが、75000円で買えたのに、今だと12万円以上しています。
もちろんCore i5もメモリーもSSDも、名前は同じでも、今の方が、はるかに高性能になっているのですが、ノートPCに10万円以上出す余裕はありません。
値段が高いのには理由があって、つまりはウィンテルが暴利をむさぼっているからなのですが、CPUがPCの性能を決定づけている以上、どうしようもありません。
でも。5G通信の登場から、状況が変わってきそうです。
5G通信では、リアルタイム性と通信速度が劇的に改善されるため、装置本体の能力が高くなくて構いません。
例えばハンディー翻訳機。
音声を電話回線でサーバーに送り、そこで音声解析と翻訳を行って、端末に戻しているので、端末の中身はただの通信機のようなものです。
Google翻訳も、そうですね。AIが導入され、劇的に翻訳精度が向上しました。
PCも極論すれば、端末は情報を表示する能力だけがあれば良くて、CPUはAWSのCPUとかを使用時だけ通信でレンタルすれば良い、ということになります。
実際マイクロソフトは、X-BOXゲームの重い処理を、自身のクラウドサービスAzureに担わせて、端末を安くする計画を立てています。
ということは、2万円程度のハードで、高性能なオンラインCPUを利用すれば、12万円のノートPCと同じか、それ以上のことができそうです。
実際、AWSのHPにも記載してありますが、EC2ではIntelのXeonCPUを使い、CPUのコア/スレッド数を選んで使用していますので、今の技術でも実現可能だということです。
MicrosoftとQuarcommが組み、Snapdragon PCに実装されたArm製CPUで、Windowsがさくさく動いています。すでにx64エミュレーションが正式リリースされているので、互換性の問題が解消するのも時間の問題でしょう。
ということで、買い替えはしばらく待つことにします。
ところで、Wi-Fi 6は、すでに5G通信と同等のスペックということをご存じですか?
Wi-Fi 6のルーターは1万円前後でたくさん売られているので、PCを屋内で使用するのであれば、今でもPCのクラウドCPUは実現可能なはずなんですけどね。
実際、こんなソフトもあって、普及の下地はできています。
高速通信網を使って、PCのCPUやGPU+メモリー機能に特化したEC2のようなサービスを、まずはAmazonのfireタブレットで提供されると、ものすごいインパクトがあると思うのですが。
近い将来、富岳や、Q System One(IBM製の量子コンピュータ) に直結するノートPCがでるかもしれませんね。
-追伸-
実は5Gを待たず、2019年11月にノートPCを買いました。というのも、定価の1/3以下でノートPCが購入できたから。やはり、CPUが価格アップの元凶でした。
裏を返せば、CPUの世代の変わり目に購入すれば激安で買えるということ。詳細はこのページで。
また、6年以上前のPCでも、この処理をすれば、劇的に早くなりました。
余りに劇的な改善だったので、このPCだけ特別効果があっただけかと思い、複数台で確認しましたが、どのPCも早くなったので、汎用性のある方法だと思います。
PC雑誌や個人HPに書かれている対策は、ほとんど効果が無いのに、無料で簡単にできるこの対策があまり知られていないのは、不思議でなりません。
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