少し前、ドライブ中のラジオから、鉄道オタク、いわゆる’鉄ちゃん’が、鉄道のウンチクを語っていて、その中にとても実用的な話があったので紹介します。
JRの車両は、見た目はどれも一緒のようですが、実は車両の構造が全然違うそうです。
車両のドア横付近に、クハ、モハ、クモハ、サハと4種類のカタカナ表記があって、順に駆動(運転台)車両、モータ車両、その両方付き、そしてサハは、それらにつながった、ただの荷台車両のことだそうです。
つまりサハにはノイズ源も振動源もないため、とても静か。乗るなら断然サハです。
で、実際どれくらい静かなのか、騒音計アプリと周波数の分かるアプリをダウンロードして、ノイズを比べて見ました。結果がこれ↓
2.5dBの差があります。3dBで音量は倍なので、サハの方が断然静か。
またモハ車両には、500~2kHz付近に山があり、これがモーターの音だと思われます。
ついでに振動計アプリで、座席の振動を測定したのがこれ↓
モハ車両 サハ車両
サハ車両は、モハ車両の振動の1/3ほどで、体感では全くちがうレベルでした。
こんないい事づくめのサハですが、鉄ちゃんによると、電車は、モーターの音を聞き分けるのが醍醐味だそうで、静かなサハは興味なし! との事。
う〜ん、その感覚、全然ピンと来ないし。