9月8日のNHKスペシャルで、はやぶさ2の特集がありました。
”りゅうぐう”と名付けられた小惑星の表面に、銅の弾丸を打ち込んで、直径10m以上深さ1m以上の穴を空け、その内部のサンプル回収に成功した。というものです。
日本の無人探査衛星の技術は世界最高レベルですが、今回の成功で独走状態になったとのこと。”日本人として”誇らしい限りですが、忘れかけていた一抹の不安がよぎりました。
ここで、”日本人として” を強調したのには訳があります。
それは9年前の2010年に歴史的な偉業として帰還した、初代はやぶさのニュースに関して、 海外メディアの報道内容に、鳥肌が立った事を思い出したから。
この時の日本は、はやぶさお帰りなさいムードでいっぱいでした。
少し思い出してみると、
「はやぶさは、当時マイナーだった国産の固体燃料を使ったM-Vロケットで2003年に打ち上げられ、最先端のイオンエンジンで小惑星”いとかわ”に向かいました。
帰還の途中トラブルに見舞われ、出発から7年半かけて地球に帰還。オーストラリアの砂漠に無事カプセルを届けました。
カプセルは、落下予定範囲の500m以内にあったそうです。」
そうそう、思い出した。あの時は感動した。と言う人が多いと思います。ところが、某国の報道は衝撃的。上の文章と比べて読んでください。
「日本は、打ち上げに数日掛かる液体燃料ではなく、数時間で打ち上げ可能な純国産の固体燃料ロケットを用い、500㎏を超える弾道ミサイルを、7年半に渡って地球の周回軌道に投入し、誘導装置なしで誤差500m以内の好きな場所に落下させる技術を所持していることを証明した。」
どうでしょう、こんな見方をしているんです。しかも事実と言えば事実です。
(キーワード、Rocket and other technologies hayabusa で”書籍”でググれば沢山でてきます。)
このテイストで、始めの文章を書き換えると、
日本は、敵国の軍事衛星を完全に破壊できる、人工衛星から発射可能なミサイル技術を得た。になってしまいます。
しかも数年前に、大掛かりな管制室からでなく、パソコン2台あればロケットを打ち上げられる仕組み(日経新聞)も作り上げており、”好きな場所から好きな時に” というフットワークの軽さも持ち合わせています。
JAXAには、そんなつもりは全くないのでしょうが、海外メディアは↓のように、この技術とTNT火薬とあわせると対戦車ミサイルにできるぞって思っているようです。
これらの記事は、人工衛星技術が簡単に軍事技術に転用できることを教えてくれます。
輝かしい成果を挙げれば挙げるほど、軍事的な利用価値も高くなるということを忘れてはいけないと思います。
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