日本経済の未来は暗くない

2020年2月の週刊東洋経済に、今後の伸びが期待される産業として、クラウトソーシングが挙げられていました。

クラウドソーシングの大手、ランサーズ調べでは、2020年のフリーランスの経済規模は20兆円とのこと。

ここ5年で1.4倍になっており、副業解禁や働き方改革で、今後、確実に大きな伸びが期待できるそうです。

ちなみにこの20兆円と言う数字、大きすぎてよくわからないと思います。私もピンとこないので、少し調べてみました。

20兆円市場30兆円市場
1ゲーム市場パチンコ市場(2010)
2エネルギー市場国内外食市場
3パチンコ市場(2018)トヨタ自動車売上額(2019)
4ネット通販市場(2019)東京五輪の経済効果(2017-20)
5住宅リフォーム市場

ここ10年で、パチンコ産業は30兆円市場から20兆円市場に縮小したかわりに、ネット、ゲーム、外食産業が台頭してきているのがわかります。

今年本格化する5G通信に代表される電波利用の市場規模は、総務省の発表によると2020年で32.6兆円、2030年で49.5兆円になるそう。

副業解禁と働き方改革で生まれる時間的余裕で、例えば習い事をする場合、教える側、教わる側それぞれのパイが拡がるので、大幅な経済効果が期待できます。

もちろん懸念材料もあります。

2020年2月現在、コロナウィルスの終息めどが全くたっておらず、少なくとも中国経済はここ1,2か月はガタガタです。

中国の最近の経済成長率は7%前後なので、12か月中の1か月を失うと、8%のマイナスとなり、今年の経済成長率はマイナス成長となる可能性が高くなりました。

中国は、日本にとって最大の貿易相手国ですから、当然日本も大きな影響を受けますが、逆に考えると、中国への依存度を下げる機会にもなるわけです。

安い中国やアジアからの製品輸入が日本にデフレを生み、物によっては日本は今や物価の安い国になっています。(海外旅行をすると、日本に比べ、食費の高さに驚かされます)

デフレ脱却は良い経済循環を生むきっかけになるので、今度こそ政府には間違いのない対応をしてもらいたいものです。

例えば、コロナウイルスの流行は大変なことには違いないですが、これを機に、ドローンによる無人搬送技術と5G通信を組み合わせた技術の実用化を加速させる施策とか、遠隔医療の加速とか、ぶち上げてほしいですね。

それにしても表にあるように、トヨタの売り上げと日本の外食産業の売り上げが同じとは、驚きです。

お隣韓国のように、samsungこけたら皆こけた、ではありませんが、トヨタがこけたら皆こけた、とならない体質作りも合わせて必要です。

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