昨年、大雨による大きな被害が各地でありました。
東京都地域防災計画によると、災害からのライフラインの復旧の目安は、電気7日、上下水道30日!、ガス60日!! だそうです。
電気が7日も止まると、困るのがスマホの電池切れです。
情報社会で暮らす私たちにとって、スマホはすでに欠かせないものですが、USBバッテリーを持っていても、せいぜい2,3日しか持ちません。
電池がなければ、スマホもUSBバッテリーも、ただの文鎮です・・・。
こんな時に、ソーラーチャージャーが威力を発揮します。
スマホ充電用のソーラーチャージャーは、たくさん種類がありますが、実際のところ実力はどんなものか、使ってみないとわからない、という訳で買って確かめてみました。
買ったのは、ANKERのPowerPort Solar という、以下仕様のものです。
発電量:21W
USBポート:2つ
USB合計出力:3A
これを6月の晴れた日に、出窓に広げてスマホを充電してみました。
スマホは、かなり昔のSpray 402LGという、バッテリー容量が2100mAhのもの。
結果は、
ほぼ快晴の条件下で、2時間の充電で、充電前20%が、90%になった。
です。
思ったより早い。これなら使える!
といい気になって何度も充電してたら、最近、電池の減りが急に早くなったような・・・。
いろいろ調べてみると、スマホの充電は一定の電力で充電するのが前提のようで、ソーラーチャージャーのように、雲が出ると電力が急変するような電源だと、バッテリーを痛める事があるそうです。
確かにスマホやUSBバッテリーは、充電”回数”500回とか、回数表示ですね。
晴れたり曇ったりの日にソーラーチャージャーを使うと、曇るたびに充電量が激減して充電停止、また晴れると充電開始して充放電を繰り返し、スマホの充電回数を消費するのかもしれません。
やはり日常使いというよりは、災害時やアウトドア用、またはUSBバッテリー充電用と、割り切って使った方が無難なようです。
ちなみに発電量が5W前後のスマホケースサイズのソーラーチャージャーは、フル充電に丸5日ほどかかるようで、実用に耐えないそうですよ。