以前、この記事で、出張で東京に泊まる際のおすすめエリアを紹介しましたが、受験の宿にも通じるものがあるので、改めて紹介します。
東京には数多くの宿泊施設がありますが、受験の宿とするならば、ビジネスホテル1択でしょう。
ビジネスマンが仕事の整理や準備をする環境と、受験勉強をする環境は基本的には同じなので、ビジネスホテルが最も適しているわけです。
私も受験の時は、大学近くのビジネスホテルに宿泊しました。
適度に狭い部屋は、翌日の受験のための勉強を集中して行うのに、とても良い環境だったことを覚えています。
東京で受験の宿に適したエリアはズバり、馬喰町/馬喰横山周辺と、浅草周辺でしょう。
馬喰町/馬喰横山は、東京から地下鉄で数分の距離ですが、オフィス街のため夜はとても静かです。
ホテルの周囲にはコンビニやチェーンの飲食店も豊富にあり、一人ごはんに最適です。
また、東横イン、アパ、ヴィアイン、コンフォートといったチェーンのホテルが100m間隔くらいで乱立していて、予約も取りやすいです。
以前は朝食付きが普通でしたが、最近は新型コロナの影響で、朝食なしのプランが多いようです。その場合は、夜にコンビニでおにぎりでも買って、部屋の冷蔵庫に入れておけば翌朝、ゆっくり朝食が取れます。
このエリアに泊まるなら、徒歩5分ほどの人形町エリアはぜひ訪れたいところ。たいやき屋など、味わいのある昔なつかしいお店がたくさんあり、緊張をほぐすための気分転換に最適です。
次のおすすめは、浅草エリア。
東京駅からも羽田空港からも、少し遠いのですが、宿の値段は、他の地域より2割は安く、ビジネスホテルの数も豊富です。
浅草寺や浅草の寄席など、他の地域では得られない独特の雰囲気が、何ともいえません。
私は少なくとも30回は浅草エリアに宿泊していますが、夜の浅草寺散策や墨田川沿いの遊歩道など、いつ行っても落ち着けます。
ただし、地下鉄の乗り換えが少し複雑なので、地方から来て、東京の地下鉄に初めて乗る人には、ちょっと厳しいかもしれません。
分かりやすい地下鉄マップもありますが、地方からいきなり来てマップを見ても複雑すぎて絶対に分からないと思います。
運よく駅員さんが近くにいれば丁寧に教えてくれるので、駅員さんかキオスクのおばちゃんを頼りましょう。
ホテルの予約サイトは、個人的には じゃらん、楽天トラベルがおすすめです。
いずれもホテルの数が豊富で、値段も手ごろ。
また、あまり知られてないようですが、ANAパックやJALパックでは不定期に割引クーポンが先着でもらえ、場合によっては4000円くらい安くなる場合もあります。使い方はこのページで。
Yahoo!トラベルは、上記2つに良いホテルが無い場合の保険といったところでしょうか。
受験の宿としてビジネスホテルを選ぶにあたり、必ず避けるべき2点をご教示しましょう。
一つ目は、必ず禁煙の部屋を予約すること。これは必ずです。
以前、一度どうしても部屋が予約できず、喫煙の部屋に泊まったことがあります。
その部屋のたばこ臭さはたまりませんでした。結局良く寝られず、翌日は頭も痛くなってさんざんでした。
元喫煙者の人でさえ、ビジネスホテルの喫煙の部屋は、たばこ臭を強烈に感じる場合がほとんどだそうなので、非喫煙者、特に受験生が泊まるのは自殺行為といえるでしょう。
もう一つは、宿泊エリア。
駅近くが便利なのはもちろんですが、池袋周辺などは夜でも、かなりやかましい所が多く、ホテルの土地が狭いため、廊下がマンションのように屋外になっている所もあり、外の喧騒が部屋の中まで入ってきたりします。
また、廊下側に窓があったりすると、人が通る度に影がガラスに映ってとても気になりますし、窓の外を人が歩く時の音も気になります。
雨が降ると、部屋からフロントに行くまでに濡れるという状態になります。
以上の2点さえ気を付ければ、まず快適に宿泊することができます。
もし、多くの地域の受験を掛け持ちする場合は、このページに、裏技的な予約の仕方を書いていますので、こういう計画が苦でない人は参考にしてください。
受験生の皆さん、今後の人生が掛かっています。頑張ってください!